STAFF HISTORY

リクルーティングイベント事業部
マネージャー 兼
一般社団法人クオキャリアビュー
人材開発部門責任者
2012年新卒入社

神馬 綾乃

目標は150万円。
クラウドファンディングで、
新たな挑戦。

チャンスは突然やってくる。

これはまずい。ピンチだ。画面を見つめながらじわりと嫌な汗が出る。どうして、返信が来ないんだろう。

「一般社団法人の立ち上げですか?」。ことのはじまりは代表の中山の口から出た、『一般社団法人クオキャリア・ビュー』立ち上げ計画だった。クオリア・リレーションズからキャリア支援事業を独立させ、一般社団法人をつくる。チャンスだ!以前から教育事業に携わってみたいと思っていた。これは絶対に掴まなきゃ。話を聞いた途端、「立ち上げに参加します!」と自ら立ち上げを引き受けた。奨学金支援や就職ガイダンスの実施。学生に向けたキャリア形成。まさか、自分が教育事業に携われるなんて。俄然やる気だ。「はやく始まらないかな」。こんなに待ち遠しいプロジェクトは初めてだ。

業界初の資金調達に挑む。

「奨学金の補填分はクラウドファンディングで募集しよう」。中山の提案に少したじろぐ。歯科業界で奨学金をクラウドファンディングで集めるなんて今まで聞いたことが無い。クオキャリア・ビューでまず行われたのは奨学金支援。受け入れ枠を増やし、より多くの学生を支援する予定だ。しかし、枠数を増やすにしても当然金額には限度がある。そこで中山が考えたのがクラウドファンディングだった。「募集することで、クオキャリア・ビューの取り組みや歯科衛生士・歯科医師の仕事が世の中に伝えられると思うんだ」。不安がないと言ったら嘘になるが、やってみたいとも思った。そこからは、クラウドファンディングの土台作りから実施まで全てを任せてもらい、クラウドファンディングサービスを行っている企業と話し合いながら目標や仕組みをつくっていった。そもそもクラウドファンディングをすること自体初めてで、わからないことだらけ。多くの人に興味を持ってもらうために募集ページの文章を何度も書き直した。決めた目標は、1カ月後の12月25日までに6人分の奨学金150万円を達成すること。成功の見込みは未知数。不安か期待か、どちらかわからないけれど胸がドキドキした。

新しいことに壁はつきもの。

歯科医院に募集メールを送り、ウェブサイトにも募集ページを掲載してから数日。いくら待っても返信がない。流石に焦る。これはピンチだ。「中山さん…ちょっとお時間良いですか」。緊急ミーティングをするしかない。歯科業界では近年ウェブ予約などインターネット上でのやり取りが普及し始めている。しかし、歯科医院内での情報共有は、まだまだアナログ。メールを送っただけでは見落とされている可能性が大きい。「ダイレクトメールをつくりましょう」。メールよりも紙媒体の方が気づいてもらえるかもしれない。 4000件ものダイレクトメールを、他部署の人たちに手伝ってもらいながら発送する。ここで出鼻を挫かれてたまるもんか。ダイレクトメールをダンボール箱に詰めながら、「まだ間に合う、大丈夫」と自分に言い聞かせた。

最後のギリギリまで挑戦したい。

ダイレクトメールの読みが当たり、次第に反応が見え資金も集まりはじめた。「よかった…」内心、送ってからの数日間は生きた心地がしなかった。やっと少し、ホッとできる。そして、締め切り4日前。画面を開くと150万円の文字が目の前に飛び込んだ。一瞬目を疑う。え、本当に?まさかこんなに早く目標達成できるなんて!嬉しくてつい、ガッツポーズを取ってしまう。期限まで後4日。もしかしたら、さらに金額を上げられるかもしれない。期待を込めて、あと一人分。目標を175万円に設定した。最後まで挑戦したい。そう思った。そして12月25日、目に飛び込んできたのは180万円の文字。思わず「やった!」と声が出る。フロアで報告すると、拍手と歓声が起こった。最終的に既存の金額と合わせて、27名分の奨学金を準備することができたのだ。これでもっと多くの学生の力になれる!嬉しさと、誇らしさで背筋がピンと伸びた気がした。

さらなるステージに向かって。

新しいことへの挑戦は勇気がいる。でも、自分で踏み出さなければ何も変わらない。待っていたってしょうがないんだ。2016年に誕生した『一般社団法人クオキャリア・ビュー』は今、順調に帆を上げて前進している。奨学金の枠もさらに増やしていきたい。その他にも、高校生に歯科業界の知見を広めることで歯科衛生士・歯科医師を目指す学生を増やしていきたい。これからも、挑戦しなければいけないことがたくさんある。そのたびに、不安になったり、焦ったりするのだろう。どんと来いだ。壁は高い方がいい。これからも私は全力で、未来の歯科衛生士・歯科医師たちをサポートしていく。

STAFF STORY 02